〒245-0053 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町47-3 ラムーナ横浜戸塚スカイリッジ701号
(当事務所に郵便物を送付する際、「スカイリッジ」は省略しないで下さい)
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①女性(20代)無職 横浜市保土ヶ谷区
②傷病名:うつ病
③障害厚生年金2級
④年金額:150万円
⑤遡及額:400万円
⑥支給月から更新月までの総支給額:420万円
法律関係の大学院卒業後、一流企業の法務部に就職。入社してすぐに抑うつ気分になり、食欲不振、不安、意欲低下などの症状が出現した。しばらくは時短勤務で様子を見たが症状が回復しないことから依願退職。自宅にいると、家族から執拗に「働くよう」圧力を掛けられていたそうです。体調が戻らないまま派遣従業員として勤務を再開したがすぐ退職。その後は自室から出られなくなり、通院も途絶えてしまった。相談に見えられた際はグループホームに入所していて、スタッフの方同伴で相談にお見えになりました。
来訪時には通院していなかったことから、以前通院していたクリニックに通院を再開してもらうことから始めました。数カ月通院していただいて主治医とお話しできる機会を得ましたので、障害年金の申請を検討したいとの意向を伝えて診断書を作成していただきました。グループホームでの生活の様子はスタッフの方の協力を得て申立書を作成、申請書に添付しましました。
いくつかの社会保険労務士事務所に問い合わせたのですが、通院していないことを理由に断られていました。横浜戸塚障害年金サポートセンターさんは通院を再開するところから長期間サポートしていただき感謝しています。
(お客様の許可を得て掲載しています。)
【うつ病 障害厚生年金2級 横浜市保土ヶ谷区】
当事務所では、うつ病をはじめとした精神疾患を抱え、日常生活や労働に大きな困難を感じていらっしゃる方々の障害年金申請を専門的にサポートしております。
今回は、当事務所でサポートを行い、無事に障害厚生年金2級の受給(遡及支給を含む)が決定した横浜市保土ヶ谷区在住の20代女性の事例をご紹介いたします。
1. 横浜戸塚障害年金サポートセンターによる今回の支援内容について
最初にご相談をいただいた段階では、長らく通院をしていない状態だったため、まずは以前通院していたクリニックへの通院を再開していただくことからスタートしました。
数ヶ月間、通院を続けていただき、うつ病の症状と日常生活状況を詳しく主治医の先生にお伝えしました。主治医の先生ともしっかりと信頼関係を築けたことを確認できた後に、当事務所から先生へ「障害年金の申請を検討したい」というご本人様の意向と、現在の正確な日常生活の困難さを丁寧にお伝えし、診断書の作成を依頼いたしました。
また、グループホームでの日々の生活の様子や、一人では身の回りのことがどれほど行き届かないかといった詳細な状況については、ホームのスタッフの方々にもご協力をいただきながら聞き取りを行いました。これらを客観的な事実として「病歴・就労状況等申立書」に詳細にまとめ、申請書に添付して日本年金機構にも提出いたしました。
2. うつ病という病気の実態とメカニズム
うつ病は、決して甘えや怠けではなく、脳のエネルギーが完全に枯渇してしまい、気分の落ち込みや意欲の低下、心身の不調が長期間にわたって続いてしまうデリケートな病気です。
よく世間では「心の風邪」と表現されることがありますが、実際には風邪というよりも、「心が骨折してしまったような状態」と例えられることもあります。単なる一時的な気分の落ち込みや、いわゆる「ブルーな気持ち」、「気の持ちよう」などとは根本的に異なります。骨折した足で無理に走れば悪化するように、うつ病の状態で無理に頑張ろうとすることは、病状をさらに深刻にさせてしまいます。
(1) 脳の中で起きていること
うつ病の根本的な原因は、現代の医学でもまだ完全には解明されていません。しかし、強いストレスや疲労が長い間蓄積した結果、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることが大きく影響していると考えられています。
特に重要なのが「セロトニン」と「ノルアドレナリン」という物質です。
・セロトニン:気持ちの安定や「安心感」をもたらす物質です。これが不足すると、理由のない不安やイライラが強くなります。
・ノルアドレナリン:物事に対する「意欲」や「やる気」を引き出す物質です。これが不足すると、何に対しても気力が湧かなくなります。
これらの物質が不足すると、脳の情報処理がスムーズにいかなくなります。これは車に例えるなら、「ガソリンが完全に切れた状態で、いくらアクセルを踏み込んでも1ミリも動かない状態」です。動けないのはご本人様の根性がないからではなく、動くためのエネルギーが脳に存在しないためです。
(2) 心と体に現れる多様な症状
うつ病の症状は、気分の問題だけでなく、実際には「体」にも顕著に現れるのが大きな特徴です。これらの症状が「2週間以上、ほぼ毎日、一日中続いている(ICD-10によるうつ病の診断基準より)」場合、それは脳からの危険信号であり、うつ病の可能性が高くなります。
① 精神的な症状(心のサイン)
・一日中、何をしていても気分が沈んでしまう(抑うつ気分)
・これまで好きだった趣味やテレビ、音楽などに全く興味が湧かなくなる(興味・喜びの喪失)
・新聞や本を読んでも内容が全く頭に入らない、日常の些細な決断もできなくなる(思考力・集中力の低下)
・自分が世の中の役に立たない人間に思え、すべての悪い出来事を自分のせいだと責めてしまう(自責感・無価値感)
② 身体的な症状(体のサイン)
・睡眠の異常:朝早く目が覚めてしまってそこから眠れない、夜中に何度も目が覚める。あるいは逆に、いくらでも眠れてしまう過眠。
・食欲の異常:ご飯を食べても砂を噛んでいるようで美味しく感じられない、急激に体重が減る。またはストレスによる過食。
・慢性的な疲労感:体が鉛のように重く、朝起き上がることが非常に苦痛である。
・その他の不調:原因の特定できない頭痛、めまい、肩こり、下痢や便秘といった胃腸の不調など。
(3) 真面目で誠実な人ほど直面しやすいリスク
うつ病は誰もが発症する可能性のある病気ですが、統計や傾向を見ると、むしろ「真面目で素晴らしい資質」を持っている人ほど、ストレスを一人で抱え込みやすく、脳のエネルギーを使い果たしやすい傾向があります。
・責任感が人一倍強く、任された仕事を途中で投げ出さない
・几帳面な性格で、物事を完璧にこなそうと努力する
・他者への配慮が行き届いており、他人の気持ちを優先して「NO」と言えない
・誠実で優しく、周囲からの信頼が厚い
こうした美徳を持っている方こそ、周囲にSOSを出せないまま限界まで頑張り続けてしまい、ある日突然、エネルギー切れを起こしてしまうのです。今回の事例のお客様も、法務部という責任の重い部署で、周囲の期待に応えようと限界までアクセルを踏み続けてしまったのかもしれません。
(4)回復に向けた3つの基本原則
うつ病は、適切な治療と環境の調整を丁寧に行うことで、一歩ずつ回復へと向かうことができる病気です。治療は主に以下の3つの柱を中心に行われます。
① 十分な休養(最も重要)
脳のエネルギー切れを起こしている状態ですから、まずは仕事や家事の手を完全に抜き、徹底的に脳と体を休ませることが最優先です。「何もしない時間」を作ることこそが、現在の治療なのだと理解することが大切です。
② 環境の調整
ストレスの原因となっている環境(過度な残業、複雑な人間関係、負担の大きすぎる役割など)から物理的に距離を置けるようにします。職場の配置換えや休職、あるいは今回の事例のように、一時的に家族のプレッシャーから離れてグループホームなどの安心できる環境に身を置くことも、大変有効な環境調整です。
③ お薬による治療(薬物療法)
崩れてしまった脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)のバランスを整えるために、抗うつ薬などが処方されます。これは「心を無理やり興奮させて元気にさせる麻薬のようなもの」では決してありません。不足している脳の物質を補い、正常に働かせるための「脳の栄養失調を補うサプリメント」のような役割を果たすものです。医師の指示通りに正しく服用することが回復への近道となります。
(5)統計から見るうつ病の「きっかけ」
では、実際にうつ病を発症する直接的な「きっかけ」にはどのようなものが多いのでしょうか。厚生労働省の統計データと、民間企業が実施した当事者アンケートの結果を基に、その実態を見ていきます。データを見ると、発症の引き金はやはり「職場における人間関係」と「仕事の質・量」が圧倒的な多数を占めていることが分かります。
① 職場で強いストレスを感じる原因(厚生労働省の統計より)
厚生労働省が実施している『労働安全衛生調査』において、「現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっている事柄」の上位は以下のような結果となっています。
・1位 仕事の量・質 (50%〜55% 前後)
・2位 仕事の失敗、責任の発生等( 35% 前後)
・3位 対人関係、セクハラ、パワハラ( 30% 前後)
(※出典:厚生労働省『労働安全衛生調査(実態調査)』の近年の結果を基に当事務所作成。複数回答のため合計は100%を超えます。)
近年の調査において、常に首位となっているのは「仕事の量(業務過多)」ですが、それとほぼ並ぶ形で「重い責任」や「職場内の対人関係」が上位に定着しています。過密なスケジュールと人間関係のストレスが重なることで、労働者の心が非常に摩耗しやすい環境があることが窺えます。
② 当事者が振り返る「発症のきっかけ」(民間アンケートの傾向より)
うつ病の当事者を対象とした民間企業のアンケート調査(株式会社manaby実施)などを参照すると、仕事関係の枠を超え、人生全体のイベントを含めた直接的な引き金として、やはり「人間関係(職場や友人など)」が全体の約半数を占めて首位となる傾向があります。次いで「仕事のプレッシャーや過労」が続き、この2つで大半を占めています。ほかにも家族の問題や環境の変化、ライフイベントなどがきっかけとして挙げられています。
4.横浜戸塚障害年金サポートセンターの専門性と取り組み
うつ病などの精神疾患に罹患すると、日常生活のあらゆる動作が困難になり、働くこともできず、経済的な不安がさらに病状を悪化させるという悪循環に陥りがちです。障害年金は、そうした方を支えるための公的な制度ですが、精神疾患での申請は目に見えない症状を書類で証明しなければならないため、手続きが複雑です。
横浜戸塚障害年金サポートセンターには、以下のような強みと特徴があります。
(1) 精神疾患への特化とうつ病の豊富な申請実績
当事務所は、うつ病をはじめとする精神疾患による障害年金申請を極めて得意としており、これまで数多くのうつ病の申請事由を扱ってまいりました。精神疾患特有の審査の傾向や、日本年金機構が重視するポイントを深く熟知しているため、それぞれの状況に合わせた的確なサポートが可能です。
(2) 実際の困りごとを反映した診断書作成へのアプローチ
障害年金の審査において最も重要視されるのは医師の書く「診断書」ですが、短い診察時間の中で、患者様が自分の日常生活のすべての困りごとを医師に正確に伝えることは非常に困難です。診察室では「先生の前だから」と無理をしてしっかり振る舞ってしまい、実態より軽い内容の診断書になってしまうケースが少なくありません。
当事務所は、お時間をかけて丁寧にお客様からお話を伺い、普段の生活で何に困っているのか、どれほど周囲の援助が必要なのかという「生の実態」を引き出します。その内容を客観的な書面にまとめ、主治医の先生にお渡しすることで、実際の生活の困難さが過不足なくしっかりと反映された診断書の作成を依頼しております。
(3) 通院が途絶えている状態からの長期的な伴走
今回の事例のように、体調悪化によって通院そのものが止まってしまっているケースでは、多くの社会保険労務士事務所が「手続きができない」と断ってしまうことがあります。しかし、当事務所はそこで諦めません。通院を再開するためのアプローチから始め、お客様が医療機関と再び繋がりを持てるよう、長期間にわたってじっくりと伴走いたします。
5.おひとりで悩まず、まずは当事務所へご相談ください
うつ病で苦しんでいる時期は、書類を一枚集めること、文章を一行読むことですら、大変な苦痛を伴います。障害年金の申請という重たい手続きを、病気の体で一から進めるのは決して容易なことではありません。
経済的な不安を解消し、安心して治療と休養に専念するための一歩として、障害年金という制度があります。横浜市保土ヶ谷区や南区、戸塚区をはじめ、横浜市内で障害年金の申請をご検討中の方は、ぜひ一度、横浜戸塚障害年金サポートセンターへお気軽にお問い合わせください。
当事務所は、お客様の辛いお気持ちと状況にどこまでも丁寧にやさしく寄り添い、確実な受給に向けて共に歩んでまいります。
【横浜市の方へ:うつ病で悩んでいる方はご相談を!】
横浜戸塚障害年金サポートセンターは、横浜市を中心に、うつ病とその合併症に特化した障害年金申請代理業務をご提供しています。どうぞお気軽にお問合せ・ご相談ください。(お問い合わせはこちら)
対象地域:横浜市(戸塚区 泉区 都筑区 旭区 保土ケ谷区 南区 港南区 栄区 西区 中区 磯子区 緑区 鶴見区 瀬谷区 神奈川区 港北区 金沢区 青葉区)、鎌倉市、逗子市、川崎市、藤沢市、横須賀市、相模原市、厚木市、大和市 ほか神奈川県全域、東京都
※神奈川県、東京都以外の方はご相談ください。メール、電話、手紙にて障害年金の請求を支援しております。
障害年金は自分で申請することができます。しかし、申請すれば全員が審査に通るわけではありません。手続きが複雑で、申請に必要な書類も多く、書類作成には傷病に対する医学的知識と、行政文書である「国民年金・厚生年金障害認定基準」「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」に対する正しい知識が要求されます。
障害年金の請求に専門家が関わることによって、不支給となったり、本来もらえる等級より低い等級で認定されてしまうリスクを最小限に抑えることが出来ます。
そのほかのメリットとしては次の2点があげられます。
【社労士事務所と契約する場合の3つの注意点】
1.障害年金専門の社労士を選ぶ
① ホームページを検索するとき○○社会保険労務士事務所という事務所名で検索すると、企業向けサイトがヒットする場合があります。
この場合、法人の労務管理と兼業している事務所です。
② 料金表を確認する。料金表に障害年金以外の料金が掲載されている場合も、障害年金以外の業務と兼業している事務所です。
③ 審査請求、再審査請求に対応しているかで判断する。
審査請求、再審査請求は時間と労力、専門知識を必要とする業務です。審査請求、再審査請求に対応していない事業所は効率を優先している可能性があります。
2.代表者、専門スタッフを確認する
① 社会保険労務士と名乗れるのは、国家試験に合格し、都道府県社会保険労務士会に登録している者だけです。「年金相談員」「障害年金コンサルタント」と名乗っている場合は国家資格ではありません。
各事務所で補助する方に「聞こえの良い」呼称を付ける場合もありますのでご注意ください。「年金アドバイザー」は銀行業務検定協会が主催する、民間資格になります。
② 顔写真、プロフィールを掲載していない事務所は「掲載していない理由」を確認。
3.過剰な表現、いたずらに不安をあおる事務所は避ける
① 「私には特別なノウハウがあります」「高度な専門性があります」「障害年金を知り尽くしています」「プロ中のプロ」等過剰な表現で集客している事務所、お客様の不安をあおるような表現が多い事務所は避けた方が良いでしょう。
② 受給率100%のからくり
⇒受給率100%の事務所は、必ず申請が通る方のみと契約しています。
また、受給率を前面に出している事業所は全国からお客様を募り、メールと電話、インターネットのみで対応しているところが多いです。このような事務所は、「病歴・就労状況等申立書」は聞き取りで事務所側が書いてくれるか、「受診状況等証明書」「診断書」その他申請に必要な添付書類の入手を事務所側が行ってくれるか否かを、契約の際に確認しておくことをお勧めします。
なお、着手金がある事業所は着手金額にもご注意ください。
着手金(おおむね3万円以上)がある事務所はその根拠を確認することをお勧めします。着手金は審査が通らない場合でも返金されません。また審査が通った場合、ほとんどの事務所が、着手金以外に別途、成功報酬をいただくようになっています。
★ 着手金は返金されず、成功報酬に上乗せされている事務所がほとんどです。
ご質問等は当事務所までお寄せください。(☞ お問い合わせ)
うつ病は気分(感情)障害の一種であり、気分(感情)障害の認定基準が用いられます。
うつ病で障害年金を申請する方は、長く療養している方が多く、このような場合は現在の症状のみで判断するのではなく、症状の経過と日常生活の状態を総合的に判断して障害認定がなされます。
うつ病における障害認定申請のポイントは次の2点です。
・「診断書」にうつ病の症状と日常生活の状況が正確に反映されていること
・申請する方が記入する「病歴・就労状況等申立書」で発病から初診、現在に至るまでの病状・病歴・治療歴・日常生活の状況が正確に記載されていること
うつ病は気分が落ち込んで、元の状態に戻れなくなっているご病気です。社会の厳しさを知って、目標を失いやすい20歳以降に良く発症しています。気分が沈んで楽しいと思うことことが無くなり、物事への関心、やる気も無くなっていきます。自分が悪い、お金がない、自分は治らないとの妄想も出てきて物事へ集中できなくなってしまいます。ずっとそのような状態が続くことから、自殺を考えることもあります。また、1日を過ごすのが苦痛なので、朝になると体が重くだるくなり動けなくなることもあります。睡眠障害(特に早朝に目覚める)も重なることがあります。
以下にうつ病の具体的な症状を記載します。
【こころの症状】
・気分が重苦しい、悲しく憂うつな気分が⼀⽇中続く
・ちょっとしたことが不安で、どきどきする
・不安になると、いてもたってもいられなくなる
・涙もろくなる
・食事がおいしくないし、つまらない
・過食することがある
・これまで好きだったことに興味が持てない、何をしても楽しくない
・会話や本などの内容が頭に入ってこない
・いつも物事を悪い方向に考えてしまう
・イライラして怒りっぽくなる
・自分を責めてばかりいる
・集中⼒が無くなる、物事の決断ができなくなる
・遠くへ行きたい、消えてしまいたいと思うことがある
・自分のことなんかどうでもいいと投げやりの気持ちになる
・自分に価値がないと思うようになっている
・着がえ、歯磨きなど身の回りのことが、おっくうに感じられて出来ない
・いつもより早く目覚める、寝ようとしてもなかなか寝付けない
【からだの状態】
・表情が暗い
・反応が遅い
・落ち着かない
・飲酒量が増える
・体重が急激に減少した(または増えた)
・疲労感が取れない
・動悸が激しくなる、息苦しくなる、口が渇くなどの症状が出る
・性欲が無くなる
・睡眠不足になる、逆に過度に睡眠を取ってしまう
・頭痛や肩こりがある
・胃の不快感、便秘や下痢がある
・めまいがある
診察では上記のようなうつ病の症状を、できるだけ具体的に、下記項目に沿って伝えると良いでしょう。
・どのような症状が現れているか(具体的に・・・)
・症状はいつから始まったか
・症状がどのように経過したか
・日常生活ににどの程度の支障がみられるか
・初診では症状に加えて生育歴、既往歴、家族歴などの情報も主治医に伝えます
1. どのような症状が現れているか(具体的に・・・)
「調子が悪い」という言葉を、医師は「体」と「心」の2つの側面に分けて観察します。できるだけ具体的に伝えましょう。
体の変化:
「朝なかなか起きられない」「食欲がなくて体重が3キロ減った」「夜中に何度も目が覚める」「体が鉛のように重い」など。
心の変化:
「今まで好きだった趣味に興味が持てない」「将来に対して絶望的な気持ちになる」「常に自分を責めてしまう」「わけもなく涙が出る」など。
ポイント:
「なんとなく」を言葉にするのは難しいですが、「~ができなくなった(例:テレビの内容が頭に入らない)」という行動の変化を伝えると、医師は症状の重さを判断しやすくなります。
2. 症状はいつから始まったか
症状が出始めた「きっかけ」や「時期」は、診断の大きな手がかりになります。
時期の特定:
「2ヶ月前の人事異動の後から」「1週間前から急に」など、カレンダーやイベントと照らし合わせて伝えます。
きっかけの有無:
仕事のストレス、身近な人との別れ、引っ越しといった大きな環境変化だけでなく、「特に思い当たる節はないけれど、気づいたら沈んでいた」という情報も非常に重要です。
ポイント:
はっきりした日付がわからなくても、「昨年末の忘年会あたりから」「桜が咲き始めた頃から」といった、季節や行事を目安に伝えても大丈夫です。
3. 症状がどのように経過したか
症状は一定ではなく、波があることがほとんどです。その「波の形」を伝えます。
1日の中の変化:
「朝が一番つらく、夕方になると少し楽になる(日内変動)」のか、逆に「夜になると不安が強くなる」のか。
波の様子: 「ずっと横ばいで悪いまま」なのか、「良くなったり悪くなったりを繰り返している」のか。
ポイント:
診察の瞬間の気分だけでなく、「前回の診察から今日までの全体的な流れ」を伝えてください。調子が良かった日と悪かった日の比率(例:悪い日が週に5日あった、など)を伝えると、薬の効果が判定しやすくなります。
4. 日常生活にどの程度の支障がみられるか
医師が最も重視するのが、その症状によって「生活がどれくらい壊れているか」です。
仕事や家事:
「会社に行けているが、ミスが激増した」「掃除や洗濯が全く手につかない」。
対人関係:
「友人からのLINEを返すのが怖くて放置している」「家族と話すのが億劫で自室に引きこもっている」。
セルフケア:
「お風呂に入るのが数日に1回になった」「着替えをする気力がわかない」。
ポイント:
「頑張ればできる」ことではなく、「無理をしないとできない(あるいは、無理をしてもできない)」ことを基準に伝えてみてください。
5. 生育歴、既往歴、家族歴など(初診時)
精神科の初診で、ご自身の育ち(成育歴)やご家族のこと(家族歴)を詳しく聞かれるのは、症状の背景を正しく理解し、最適な治療法を見つけるために不可欠なステップだからです。
生育歴:
子どもの頃の性格、学校生活、これまでの仕事の経歴など。
既往歴:
過去にかかった大きな病気や、現在治療中の病気、アレルギーの有無。
家族歴:
ご家族に似たような症状(心の病気など)を経験した人がいるか。
ポイント:
これらは、今の症状が「一時的なもの」なのか「気質や体質に関連するもの」なのかを見極めるために必要です。話しにくいことがあれば、無理に全てを話さず「まだ心の準備ができていない」と伝えても問題ありません。
障害年金の診断書では、下記項目に〇印したうえで、具体的な症状と治療経過、お薬の内容を医師が記載します。
・思考、運動制止
・刺激性、興奮
・憂うつ気分
・自殺企図
・希死念慮
・昏迷
・拒絶、拒食
・衝動行為
・自傷
・無動、無反応
・その他
【詳しく解析】 抑うつ状態の医学的所見とその意味
医師が記載するこれらの項目は、患者の精神状態を客観的・学術的に評価するための指標です。(重要)主治医に症状を訴える際は、医学用語を使わずに具体的な症状をお話しすることが大切です。
1. 思考、運動制止
思考制止: 思考の過程が遅滞し、考えが先に進まない状態。本人には「頭が働かない」「霧がかかったよう」と自覚されます。
運動制止(精神運動制止):
動作が緩慢になり、日常生活の些細な行動にも多大な時間を要する、あるいは全く動けなくなる状態です。
2. 刺激性、興奮
刺激性: 普段なら気にならない些細な刺激に対して、過敏に反応したり不快感を感じたりする状態(易怒性)。
興奮: 目的のない不穏な動きや、感情の高ぶりによって静止できない状態を指します。うつ病においては「焦燥(アジテーション)」として現れることが多いです。
3. 憂うつ気分
精神的な苦痛を伴う沈んだ気分。意欲の低下や、何に対しても喜びを感じられない状態(アンヘドニア)を包括します。
4. 自殺企図
自らの意志で生命を絶とうと具体的な行動に移した事実(未遂を含む)を指します。
5. 希死念慮
具体的な行動には至っていないものの、「死にたい」「消えてしまいたい」「生きていても意味がない」と願う主観的な観念です。
6. 昏迷(こんめい)
意識はあるものの、周囲の刺激に対して反応がなく、自発的な発言や運動が完全に停止した状態。精神運動制止の極限状態とも言えます。
7. 拒絶、拒食
拒絶: 周囲の働きかけ(着替え、入浴、会話など)を拒むこと。
拒食: 摂食を拒否する状態。うつ病による食欲の著しい減退、あるいは「自分には食べる資格がない」といった罪業妄想に起因する場合もあります。
8. 衝動行為
結果を予測したり理性を働かせたりすることなく、一時的な感情の昂ぶりによって突発的に行われる行動。
9. 自傷
死ぬことを主目的とせず、自身の身体を傷つける行為(リストカット、自打など)。強い精神的苦痛を麻痺させるために行われることがあります。
10. 無動、無反応
無動: 自発的な運動が著しく減少した状態。
無反応: 外部からの呼びかけや刺激に対して、感情的な動きや返答が見られない状態。
主たる参照元:『南山堂 医学大辞典』(南山堂)、『精神医学成典』(弘文堂)、『ICD-10 精神および行動の障害 分類と診断手引き』(世界保健機関 著 / 医学書院)、『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(アメリカ精神医学会 著 / 医学書院)
障害年金の診断書では診断名と共にICD-10コードの記載が求められています。
参考までにうつ病の代表的なICD-10コードを掲載します。ここでは記載を省略しますが、各々診断基準が決められています。
なお、うつ病と双極性障害(躁うつ病)は並列で診断名として記載されることは無いと認識しています。
【F32 うつ病エピソード 】
・F32.0 軽症うつ病エピソード
・F32.1 中等症うつ病エピソード
・F32.2 精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード
・F32.3 精神病症状を伴う重症うつ病エピソード
・F32.8 その他のうつ病エピソード
・F32.9 うつ病エピソード、詳細不明
【F33 反復性うつ病性障害 】
・F33.0 反復性うつ病性障害、現在軽症エピソード
・F33.1 反復性うつ病性障害、現在中等症エピソード
・F33.2 反復性うつ病性障害、現在精神病症状を伴わない重症エピソード
・F33.3 反復性うつ病性障害、現在精神病症状を伴う重症エピソード
・F33.4 反復性うつ病性障害、現在寛解中のもの
・F33.8 その他の反復性うつ病性障害
・F33.9 反復性うつ病性障害、詳細不明
※ 「エピソード(病相)」とは医学用語で「ある状態が持続している期間」という意味です。
うつ病の診断は、ざっくり言うと「心のエネルギーがどれくらい減っているか」と「それによって生活がどの程度止まっているか」を測るものだと考えると分かりやすくなります。
1. 診断の「3つの柱」
医師は主に、以下の3つのポイントが「2週間以上」続いているかを見ます。
(1)気分がどん底: 何をしていても悲しい、あるいは感情が動かない。
(2)楽しみが消えた: 趣味や好きだった食べ物にも、全くワクワクしない。
(3)動けないほどの疲れ: 体が鉛のように重く、何もしていないのにヘトヘト。
2. 重症度のイメージ
項目の数も大事ですが、「どのくらい普段の生活ができているか」が大きな基準になります。
(1)軽症(F32.0)
① 状態: 心がひどく風邪を引いている状態。
② 生活: つらくて仕方がありませんが、なんとか会社や学校に行ったり、家事をこなしたりすることはできる段階です。
(2)中等症(F32.1)
① 状態: 心のバッテリーがほとんど切れている状態。
② 生活: 仕事に行くのが非常に難しくなり、休職が必要になることが多いです。人との交流も避けるようになります。
(3)重症(F32.2 / F32.3)
① 状態: 心のエネルギーが空っぽで、非常事態。
② 生活: お風呂に入る、ご飯を食べる、着替えるといった「当たり前のこと」ができなくなります。
③ 精神病症状(F32.3): 「自分はとんでもない犯罪を犯した」と思い込んだり(妄想)、誰もいないのに声が聞こえたり(幻覚)する特殊な状態を伴うことがあります。
3. 「反復性」とは?(F33)
これは、うつ病という「波」が一生のうちに何度もやってくるタイプのことです。
一度治って(寛解)、元気に過ごせる期間が数ヶ月以上あったのに、また再発してしまった場合にこの診断名がつきます。
「一度きり」ではなく「繰り返しやすい体質」を考慮して、治療方針(お薬を長めに飲むなど)を立てるために分類されます。
4.まとめると
ICD-10の基準をひとことで言うと、以下のようになります。
「やる気や気分の低下」が2週間以上続き、日常生活に「支障」が出ている度合いによって、軽症・中等症・重症に振り分ける。
「どれくらい日常生活(仕事、家事、睡眠)が維持できているか」が、主治医に伝える際の重要なポイントになります。
出典:厚生労働省「疾病、傷害及び死因の統計分類」(ICD-10準拠)
お客様とご面談をしていると、「うつ状態」をうつ病と思われている方がいらっしゃいます。「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」などと表現される症状を「うつ状態」といいます。精神科医はうつ状態のことを「抑うつ気分」という用語を使っています。「うつ状態」がある程度継続し重症になり、うつ病の診断基準を満たした場合に「うつ病」と診断されます。
「うつ病」は病名「うつ状態」は症状を表す言葉です。
【障害年金の手続きに悩んでいる皆様へ】
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うつ病のために思うように仕事ができない。
うつ病によって日常生活に制約があり毎日が大変。
そのような方たちへの経済的支援として障害年金があります。
当事務所はうつ病など精神疾患の障害年金に特化した社会保険労務士事務所です。
横浜戸塚障害年金サポートセンターは全国250名の専門家と連携しております
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当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
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Depressive disorde 文章コード 反復性うつ病性障害F33
営業時間:9:00~20:00
定休日 :月曜